抗がん剤治療の爪トラブル
実はネイリストな私。
一応しっかりスクールを出て、チェーン店で働いていました。
結婚を機にフリーランスとなり、契約しているサロンに出たり
友人やその紹介でのお客様を担当させてもらったり。
今は、ほぼ無職です。。。
本当は少し仕事もしたいのだけれど、色々と壁が。。
という話はまたいつかするとして、今日は爪トラブルの話です。
抗がん剤治療が始まると、爪にトラブルはつきもの。
多かれ少なかれ、何か症状が出てきてしまう方は多いのではないでしょうか。
主に目立つ症状は
・黒く変色する
・縦筋が入る
・弱くなり、折れやすくなる
・巻き爪
・剥がれる
かくいう私も、黒く変色して、縦筋が入り、割れやすくなりました。
手足は圧迫してから冷却もしていたのだけれど
やはり抗がん剤強し!!!
私が行っていた対処法などについても書いていきますね。
参考に読んでいただけたらと思います。
<抗がん剤投与中>
圧迫と冷却をしました。
<圧迫>
手 → 指サックを各指にしてからニトリルグローブ
足 → 着圧ソックスの上に手術の際に使用した弾性ソックス
<冷却>
保冷ポーチに保冷剤を入れ、手足それぞれ突っ込んでいました。
保冷剤はできるだけ長時間用を使用して
可能な範囲で途中で交換していました。
何度か書いていますが、ケモ中のマイナートラブルで
ラストACくらいからもう具合が悪くて嘔吐したくらいな状況に。
なので、冷却に関しては、保冷剤の交換はしなかったり
足に関してはそもそも冷却自体できない回もありました。
冷却との因果関係は分かりませんが
冷却の弱かった足先はラストケモから半年経った今も
少しだけ痺れが残っています。
抗がん剤に向けて準備したものはこちらでまとめています
<投与時以外>
できるだけ爪は短くして保湿などはしっかりと。
ジェルネイルに関しては綺麗に保つ自信がなかったので
(副作用で具合が悪いだろうという想定)
オフをしておきましたが、病院によってはジェルOKだったりもするし
テンションが上がるという意味ではありなのかなとも思います。
それと、ジェルネイルをすると爪に厚みができるので
折れてしまったりという心配は少し軽減されますね。
ただ、注意して欲しいのは。。。
・あまりに濃い色にしない
→ 爪の状況が見えないので主治医や看護師さんに黒い変色度合いが伝えられない。
・寒色系にしない
→ パルオキシメーターが反応しなくなる恐れあり。
・信頼のおけるネイリストさんにやってもらう
→ ジェルネイルに関わらず、マニキュアもですが、何もやらない状態よりは
メリットもデメリットもあります。
例えば適当にオフをされてしまうとより爪が傷んだり
しっかりとした殺菌対策ができていないと菌をもらうことも!
リスクを減らせるように、信頼できる方にやってもらうと良いでしょう。
というのが私の見解ですが、
どれも病院で必ずこうして欲しいと言われるわけではありません。
主治医に相談の上、お手入れしてくださいね。
ジェルネイルをしてもしなくても、保湿はしっかりしましょう!
これは爪のためにもですが、手先足先は乾燥しがちです。
特に抗がん剤の副作用でも感想してしまうことがあるので
しっかりとケアすることが大切ですね!
爪は、根本の部分で作られるんですが、知られていないことが多い。
もちろん今出ている症状を治めるためにも爪の上にケア材を塗ることは必要ですが
生えている爪の状態が良くなる、ということはほぼないんです。
つまり、黒くなっている爪が下の色に戻ることはない、というイメージ。
ただ、爪はどんどん生えていきます。
なので、爪の根本を保湿&ケアすることによって、
今後生えてくる爪を元気に、状態をよくしていこうということです。
爪の周りにはしっかり保湿できるオイルを。
そしてもし爪にジェルをのせていない場合は、保護剤を塗ることで
しっかりとした爪が保てるようになります。
ネイリストなのになかなか自分のケアは怠りがちでしたが、
抗がん剤中は、今までで一番気をつけてまめに頑張りました!笑
そのおかげか分かりませんが、縦筋と黒い変色は少し見られましたが
ケモ後に新しく生えてきた部分は変色や筋はほぼ見られず、
爪が折れてしまうこともありませんでした!
どうしても爪が薄い〜という方は、
強度を強くするベースコートを塗っておくと良いかもしれません。
私も使用していました。
なかなかお金がかかる治療用グッズなのですが、
爪に関しては使う量も少しなので
一度購入すればケモ終了まで使えました。
ちなみに、美容液とオイルに関しては、手足両方に塗っていました!
ケアをするのも大変ですが、ケモ中はとにかく守れるものは守る!
と必死でした。
これから抗がん剤治療をされる方の参考になれば嬉しいです。