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乳がんとわかって考えたこと

 

乳がんと告知される時。

その時ってもう、ほぼほぼわかっている状態だったりしませんか?

少なくとも私はそうでした。

 

乳がん検診で要再検査となって生検をした時から

ほぼ乳がんで間違いないようなことを言われ

検査結果が出るまでもとてもとても不安でした。

 

そしてブログなどもたくさんチェックし、

告知される頃には乳がんタイプやステージについても

すっかり頭に入っていて、どちらかというと、

乳がんですよっていう刻印を押されにいくようなものでした。

 

乳がんかもしれないとわかった時点では

一人だけ闇に突き落とされた気分で

本当に青空見ても曇って見えて。。。

色々検査をしていた頃についてのブログにも書いたけれど↓

 

 

ネットの情報にも書いてあったけれど、告知の際には主治医からも

 

乳がんは10人に1人はなる病気

 

と言われました。

そんなになるなら!って少し気分は持ち直したりもしたし

主治医も、珍しくない病気だから向き合っていきましょうという

励ましもあってそう言ったんだと思います。

 

でも。。。

私の周り一人もいない

 

ブログなんかを見ていると

乳がんだとカミングアウトしたら、実は友達もだったとか

友達の友達が乳がんだったとか書いてあることも多くて。

でも私の周り、全くなかったんです。。。

私がカミングアウトした友人が少ないということもあるかもしれないけれど。

 

 

街を歩いていてもウィッグの人を探してみたりして

今10人すれ違ったのに誰もウィッグじゃない。。。

って誰に当たるでもなく考えたりしてました。

 

今考えると

ぱっと見ウィッグだってわからないものが多いってわかったし

実際乳がんになっても手術してホルモン剤治療してる方や

抗がん剤治療してその後髪の毛が生えてきた方だっている

 

見た目だけじゃ全くわからないのに

そんな風に考えていたんですよね。もうやさぐれていました。

自分だけが乳がんなんだっていう孤独と戦ってた頃なのかもしれません。

 

乳がん発覚あるあるかなって思ったりしますが

乳がんだけではなく、大病を患った方みなさん)

あの時は毎日毎時間、なんなら毎分、毎秒

乳がんのことしか考えていませんでした

 

今も乳がんのこと考える時間は多いけれど

ブログをたくさん読んでとても救われたし

乳がんでも前向きに明るく楽しくされている方が多くて

きっとこうなれる!って気持ちになりました。

 

同じように少しでも私の経験が何かの参考になればという気持ちから

私もブログを始めたわけなのだけれど

そんな方がこれから少しでも読んでくれたら嬉しいな。

 

そう思えるようになりました。

 

 

再発転移のこともかなり考えてしまうんだけれど

今までは命に限りがあるって身近に思えてなかったし

好き勝手やっていた方がすごく多かったんですよね。

 

でもいつか死んでしまうっていうことを

周りの健康な人よりは身をもって感じている気がして

そうなったらちょっとは丁寧に生きられてるかもしれないなーと

前向きに捉えるようになりました。

 

今でも負のループに陥ることはあるし

再発や転移、他のがんや病気の心配だってしてしまう。

けれど楽しく毎日過ごせるように努力はしたいなと思っています。