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乳がん検査色々

 

私は、職場で毎年受けていた検診で乳がん疑いとなり

ブレストクリニックにてエコー&マンモ

からの悪性疑いで大学病院へ。。。

という流れで今の病院に。

 

人それぞれで、ブレストクリニックで生検をしたよという方も多いみたい。

(なんとブレストクリニックでも大きな病院でも両方した方も。。。)

 

そこから先はもう検査検査のオンパレードでした。

今日は、そんな検査をまとめてみます。

医学的には全く踏み込めませんが、

乳がん疑いと言われて不安な方が、どういった検査があるのかと

少しでも参考になれば。。。

 

 

検診などで行うエコーやマンモグラフィー

乳がんの悪性が疑われた場合次に行う検査が細胞診や組織診と言われるもの。

細胞診は、悪性かどうかを判別するための位置付けのようです。

 

万が一、悪性だった場合に次に行うのが組織診。

ただ、画像判断で、悪性を疑うようなものなどの場合

細胞診を行わずに組織診を行うことも多いようで

私も組織診からスタートでした。

 

組織診は「針生検」と呼ばれているもの。

いくつかの種類があるようですが、主に行われているのが

「マンモトーム生検」(吸引式針生検)です。

 

 

 

<マンモトーム生検>

 

治療方針を決めるための重要な情報を得るためには必要な検査となっていて

がんの性質やタイプを調べることができます。

エコーやマンモグラフィで画像を見ながら、3mmほどの特殊針で組織を採取するもの。

局所麻酔をしてから行うことが一般的なようです。

 

私も局所麻酔を行い、検査をしたのですが、

もはや乳がんかもしれないというダークな気分のせい(おかげ?)で

痛みなんてちっぽけなことに感じてしまい、大変だったなという記憶がありません。

 

でも考えてみたら麻酔の注射は痛いに決まっているし、3mmの針って太い!!

あの時は、

これに耐えられたら乳がんじゃなかった!ってオチが待っててくれないかな

という希望もほんの少し持っていたのかもしれません。

 

マンモトーム生検で組織を吸引したら、止血をしてベルトを。

このベルトは、後に全摘手術をした際にも使用しました。

 

大体10日くらいで結果が出ますとのことでしたが

5日くらいで病院から連絡がありました。

 

この時まだサブタイプや細かい結果は出ていないということでしたが

悪性の可能性が高いので、追加の検査を、ということでした。

病院から連絡があるというのはやはり気分が落ちますよね。

 

 

この追加の検査が、PET-CT、造影MRIです。

要は、転移がないかどうかを調べるものですよね。

他には、骨シンチを受けている方もいらっしゃるようです。

 

 

<PET-CT>

 

CTは臓器を部分ごとに画像で見ることができますが

このPET-CTでは一度に全身を確認することが可能です。

また、放射性物質を含む薬剤を投与し、特殊なカメラで撮影することで

画像でわかる形だけではなく、部位や大きさなど細かく調べることができます。

 

ブドウ糖の集積で調べる方式なので

集積が多く起こってしまうような臓器などではわかりにくい点もあるようです。

全身検査した後、他の検査と組み合わせる必要もありますね。

 

PETに関しては、被曝を心配されることが多いでしょう。

私ももちろん心配でしたが、この記事を読んで少し安心しました。

www.hosp.ncgm.go.jp

 

国立国際医療研究センター病院より参照

 

ただし、検査後にも言われましたが

体から全部放射性物質が出るまでは、子供とのスキンシップはやめておくと良い

とのことでしたので、その日は子供とは距離をおき、トイレも2回ながしました。

 

そして早く外に出したくて、水分をたっぷり摂りましたよ。

 

 

このPET検査は、受ける前の食事制限がありました。

私はお昼からの検査だったので、当日の朝食はNGでした。

 

最初に薬剤を注射し、体内に回る間の1〜2時間、安静にしています。

この時に体だけでなく脳などの筋肉も使わない方が良いようで

スマホやテレビなどもなくベッドで休むよう言われました。

 

この薬剤が体を回る際、体の中がじんわり暖かいような感じがある

ということをネット情報でみていたのですが、

私はすぐに寝てしまってあまり感じませんでした。笑

 

というのも、この安静時間があるというのもネット情報で得ていたので

この時間、色々考えちゃったら辛そうだから、寝るしかない!と思い

前日、夜更かししてちょっと寝不足状態にしていったんです。笑

検査結果に何か影響があるかもしれないし、良い子はマネしないでください!!

 

そのあとは、専用の機械に横になり撮影。

撮影自体は10分もあれば終わったような気がします。

その後は、すぐに結果、というわけではなくまた後日生検の検査結果と

合わせて10日後に聞くことになりました。

 

が!またもや病院からの連絡があり

子宮に気になる映像があるので、婦人科を受信してください、と。

 

あぁ転移していたのか。。と検索開始。笑

すると、乳がんの転移は、子宮にはほぼみられないそう。

つまり、別の(新たな?)病変があるということなのかもしれない

ということがわかってきて少し落ち着きました。

今考えたら落ち着かない話だけれど、その時は、とにかく転移に怯えていたんです。

 

でも他の臓器については何も言われなかったので

逆にそれ以外は大丈夫だったんだな、と勝手に安心していたのも事実です。

 

 

 

<子宮頸がん&体がん検査>

 

PETで集積のあった子宮。

エコーなどで様子を見ると、子宮筋腫と子宮線筋症かなと。

念の為にということで子宮頸がんと体がんの検査を行いました。

体がんの検査は、細胞診だったのかな?

ちょっとちくっとしましたが、緊張の方がまさっていました。笑

 

検査結果は2週間後でしたが、みた感じの悪性度はなさそうとのことでした。

そして実際のところ、悪性度はなく、念のため半年後にもう一度みましょうと。

→結果、形が変わったりもなく、問題なしとなりました!

 

ちなみに、この子宮線筋症の症状は月経過多や月経痛、貧血などがあるのだけれど

私はどれもこれも周りと比べて普通と思っていて

困って生活が送れないこともないし、

量が多いから大変だと思ったこともなかったんですよね。

そして困ることがない程度の場合は特に治療もなく

閉経すれば症状もおさまってくるということでした。

 

乳がん同様、毎年子宮頸がんの検査は受けていたのだけれど

やっぱりそれだけだと中の様子ってわからないんだなぁと実感。

かといって、子宮体がんの検査は検診ではやっていない!

追加料金を払って。。と思っても検査自体がないので

レディースクリニックなどに行ってやろうと思っています。

 

現状は、ケモ初回後、1度生理がきた以降、止まっています。

閉経したのかどうか調べてはいませんが、おわったのならそれでいいなぁと。

タモキシフェンで復活する方もいらっしゃるようですが、

私はタモキシフェンのみ始めてから3ヶ月経ちますが、戻ってきません。

 

ただ、タモキシフェンは子宮体がんのリスクが上がるということですし、

生理前の排卵痛的な違和感がたまにあるので、

前回の検査から半年経っていることもあり、次回主治医に相談案件ですね。

 

告知の際に、婦人科のPETの集積は、

転移を疑うものではなく新たな病変を心配してのものですと言われました。

 

遺伝性などもあるので、子宮などに関しては関係性は高いですが

乳がんからの転移はかなり稀なようですね。

 

 

 

 

 

MRI(造影剤)>

 

造影剤は映像をしっかり3D化してみられるので

局所ごとより詳細を見るためには必要です。

乳がんは確定していたので、広がりをみたり、摘出範囲を確定するためにも

胸部のMRI を撮りました。

 

造影剤でアレルギー反応が出る場合もあるとのことでした

幸い特に何もなく、検査することができました。

これも事前にネット情報で知っていましたが、

うつ伏せで、すごい音の中検査するということだったので

ちょっとドキドキしていたのですが、うっかり寝てしまいそうになる程

私には問題なかったようです。。。笑

 

 

 

これらの検査を行い、もはや乳がん確定のゴングはなっていましたが

やっとやっと告知されたのはマンモトーム生検から3週間くらい経っていました。

生きた心地がしなかったあの3週間。

ちょうど今から1年前くらいの出来事です。

 

何度も言うけれど、あの時は、来年なんてくると思っていなかった。

来年歩いたり、食べたり、笑ったりできると思っていなかった。

 

そう思うと病気と戦った自分も偉い!と思うけれど

協力してくれた家族やこうやって生きることができる治療があることに

本当に感謝しないといけないですよね。

 

告知で、私のサブタイプやステージなどの話があり

(ステージは病理結果で覆りましたが。。。泣)

手術先行で、治療が始まるのでした。

 

私は行っていませんが、その他の検査として以下もあります。

・遺伝学的検査

・オンコタイプDX

 

 

<遺伝学的検査>

 

乳がんの7〜10%が遺伝であると言われていてそれを調べる方法です。

該当する方は、BRCA遺伝学的検査を保険診療で行うことができます。

これ、2020年からスタートした保険診療だそうです。

 

一定の条件などは以下を参考にしてみてくださいね。

www.nyugan.jp

乳がん.jp参照

 

私は1つだけ該当したので私も保険診療に該当はしましたが

高額なこともあり、主治医からも特にすすめられなかったこともあるので

検査しませんでした。

後から検査が可能なのかどうかはわからないので

今度聞いてみようかなと思っています。

 

 

 

 

<オンコタイプdx>

 

がん細胞を遺伝子レベルで調べることができる検査。

抗がん剤をはじめとする投薬治療の有効性を調べるもので

再発の確率を出し、どれだけ薬物治療で効果があるかを見ることができます。

cancer.qlife.jp

※がんプラス参照

 

私は、リンパ節転移が4つだったので、該当せず。。。

というよりも、もう抗がん剤やるよねレベルだったので、

迷いなく治療を始めましたが

やはり抗がん剤は副作用もたくさんあるのでやらないに越したことはありません。

もしオンコにより再発リスクが低いようなら治療をしない選択もあります。

 

この検査も高額です。

早く保険適用になって、

少しでも辛い治療をしなくて良い方が増えたらいいなと思います。

 

 

病気になると、紐づるしきで検査や不調が出てきますが

まずは何より、早期発見!なので

乳がん検診は必ず受けてほしいです。

 

私は大丈夫って思っても、検診で経過観察になっても

もし少しでも結果に異変があるのなら

過度な心配はしなくていいけれど、

専門医がいるクリニックで検査を受けることをお勧めします!!

 

今月はピンクリボン月間でもあるので検査いろいろを書いてみました。